2015.08.07
この度当社は、昨年に引き続き、ユニフォームスポンサーを務める愛媛FCの被災地支援活動へ協賛、および協力し、東日本大震災後、さまざまな苦難を乗り越えながら今も活動を続けている福島県南相馬市の小・中学生のマーチングバンド「Seeds+(シーズプラス)」を愛媛県に招待いたしました。
実施概要
実施日
平成27年7月31日(金)~8月3日(月)
実施場所
愛媛県松山市・今治市
招待
マーチングバンド「Seeds+」メンバー22名、引率等3名 合計25名
主催
株式会社愛媛FC
協賛・協力
太陽石油株式会社
協力
南海放送株式会社、株式会社FM愛媛、ちょんまげ隊、済美平成中等教育学校、愛媛FCサポーター ほか
期間中のSeeds+活動概要
7月31日(金)
- 愛媛県 表敬訪問
- 松山市 表敬訪問
- 地元メディア出演、および対応
- 当社主催「Seeds+ 歓迎会」への出席
8月1日(土)
- 地元中学生との交流
- J2リーグ被災地支援マッチ(V.S.セレッソ大阪) 試合直前のピッチ上での演奏演技
8月2日(日)
- 自然体験ツアー(今治市)
- 茨城県立大洗高校マーチングバンドコンサート鑑賞(西条市)
8月3日(月)
- 当社四国事業所見学
各活動(抜粋)の概要
松山市長訪問
松山市長と面会いたしました。
当日は、野志克仁市長の誕生日だったため、Seeds+メンバー全員で「Happy Birthday to You」をサプライズで合唱するなど、終始和やかな雰囲気の面会となりました。
Seeds+のキャプテン鈴木朝日さん(中学3年生)は、野志克仁市長へ「今年も太陽石油さんに招待してもらいました。わたしたちがこうして愛媛に来られているのは、愛媛県の皆さんのおかげです。明日のニンジニアスタジアムでは、皆さんに感謝の気持ちが伝えられるように演奏、演技します」と意気込みを伝えました。
実施日
平成27年7月31日(金) 14:30~14:55
場所
松山市役所 本館3階 3-1会議室(愛媛県松山市二番町4-7-2)
面会者
野志克仁市長
参加者
- Seeds+
- 太陽石油株式会社 CSR推進グループ長 坂本憲治、増田教子
- ちょんまげ隊長ツン
- 愛媛FC事務局スタッフ
内容
- Seeds+のメンバーの紹介
- 野志克仁市長とSeeds+のメンバーとの意見交換
- 記念品の贈呈
- 記念撮影
-
野志市長と記念撮影
Seeds+歓迎会
Seeds+歓迎会として、当社主催による小宴を開催いたしました。
蛇口から出るオレンジジュースの披露や、ソラトくんとのじゃんけん大会など、大変盛り上がりました。また、最後に、Seeds+代表者であり、指導者でもある菅原央氏から、震災当時の子ども達の様子などについてや、現在のSeeds+の活動についてのお話、および今回の活動への謝辞がありました。
実施日
平成27年7月31日(金) 18:30~20:30
場所
東京第一ホテル松山2階 コスモシルバー(愛媛県松山市南堀端町6-16)
主催
太陽石油株式会社
参加者
- Seeds+
- 南海放送株式会社
- 株式会社FM愛媛
- 株式会社愛媛新聞社
- 株式会社愛媛FC
- 済美平成中等教育学校の生徒の皆さん、教員の方
- ちょんまげ隊
- 太陽石油株式会社
地元中学生との交流
済美平成中等教育学校において、Seed+代表の菅原氏、鈴木氏、および、ちょんまげ隊による被災地報告会を開催しました。済美平成中等教育学校からは、吹奏楽部員、および文系クラス6年生(高校3年生)の生徒が参加。東日本大震災当時の被災地の様子から、現在の被災地の様子などが報告されました。
実体験を紹介しながら「友だちや家族がいつも一緒にいることは当たり前のことだけれど、特別なことだと思ってほしい」「Seeds+も、過酷な状況の中でなんとか再結成することができた。やりたいと思ったことはあきらめずにやることで、必ず達成できる」と語った菅原氏、鈴木氏に対して、生徒から「今まで当たり前と思っているものが、ほんとうは当たり前ではないことを感じた。当たり前のことを大切にしていきたい」などといった意見が発表されました。
また、その後、Seeds+からのお礼として、済美平成中等教育学校の皆さんへマーチングが披露されました。
実施日
平成27年8月1日(土) 9:30~12:00
場所
済美平成中等教育学校(愛媛県松山市空港通5-6-3)
参加者
- Seeds+
- 済美平成中等教育学校の生徒の皆さん、教員の方々
- ちょんまげ隊
- 太陽石油株式会社
-
済美平成中等教育学校の皆さんと記念撮影
愛媛FC 被災地支援マッチ
J2リーグ「愛媛FC-セレッソ大阪」戦を「被災地支援マッチ」として、各活動を実施いたしました。Seeds+と済美平成中等教育学校の生徒の皆さんは、試合直前の演奏演技終了後、ゴール裏のサポーターに交じって愛媛FCを応援しました。
試合は、0-1で迎えた後半20分に同点ゴールを決め、更に後半アディショナルタイムに逆転ゴールし2-1で愛媛FCが劇的勝利いたしました。
なお、試合終了後のゴール裏では、Seeds+と済美平成中等教育学校の生徒を取り囲むようにサポーターが思い思いの被災地支援のワードを記載したゲートフラッグ(ゲーフラ)を掲げる中、選手も参加し記念撮影が行われました。
ゲーム
SOLATOサンクスデー V.S.セレッソ大阪
キックオフ
平成27年8月1日(土) 19:00
場所
ニンジニアスタジアム
(愛媛県松山市上野町乙46)
活動内容
- 試合開始前(17:20頃)スタジアム外広場でのSeeds+演奏演技
- 試合開始前(18:45頃)スタジアム内ピッチ中央部でのSeeds+演奏演技
- 東日本大震災被災地支援に充てる募金活動の実施
-
スタジアム外での演奏演技の様子
-
済美平成中等教育学校生徒が演奏演技の準備をバックアップ
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試合終了後のゴール裏
自然体験ツアー(今治市)
自然体験ツアーとして今治市から大島に架かる「来島海峡大橋」を渡るサイクリングを実施しました。
夏の強い日差しの中、Seeds+メンバーは思い思いのスピードで橋を渡りながら、眼下に広がる美しい海に声を上げていました。
実施日
平成27年8月2日(日) 10:00~13:00
ルート
サンライズ糸山―≪来島海峡大橋≫―よしうみいきいき館(吉海サイクリングターミナル)
参加者
- Seeds+
- 済美平成中等教育学校の生徒の皆さん、教員の方々
- ちょんまげ隊
- 太陽石油株式会社
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来島海峡大橋で一休み
当社四国事業所見学
当社四国事業所を見学しました。
Seeds+メンバーから、「こんなに広い敷地を、どのように管理しているのですか?」などといった質問に、当社四国事業所長、副所長が答えました。
実施日
平成27年8月3日(月) 8:30~10:15
参加者
- Seeds+
- ちょんまげ隊
-
タンクの前で記念撮影。掛け声は「ご安全に!」
マーチングバンド「Seeds+」とは
Seeds+の母体は、福島県南相馬市立原町第一小学校によるマーチングバンド部。
震災前は全国大会の常連校でしたが、東日本大震災により、居住地域が緊急避難準備区域となり、メンバーの半数が県外へ避難したことで活動を一時中断。その後、メンバーの1人の「離れ離れでも、もう一度、全国大会に出たい」という強い思いに、保護者、指導者が応え、離れ離れでも練習できる体制を作りあげました。
月に1,2度しか全体練習が行えないような状況の中、一生懸命各自が練習を行い、2012年1月末、全国大会への出場を果たします。
その後、メンバーの小学校卒業を経てバンド名を「Seeds+」と命名し、活動を継続しています。
Seeds+の合言葉は、「どんな境遇であっても、諦めたら終わり。進まなければ何も得られない。」。