2022.10.03
廃棄物を原料としたケミカルリサイクルによるCO2排出量削減を実現
太陽石油株式会社(代表取締役社長 岡 豊)と環境エネルギー株式会社(代表取締役 野田 修嗣、以下「環境エネルギー」)は、廃タイヤを原料とするケミカルリサイクル事業に関する共同検討を実施することに合意しましたのでお知らせします。
当社は、原油からプラスチック/タイヤの主原料である石油化学基礎製品の一貫した製造を行っています。その強みを活かし、サーマルリサイクル以外に再利用が困難であった廃タイヤ等の廃棄物を再び原料として活用するケミカルリサイクルの実現を目指します。今後ともカーボンニュートラル社会の実現に向けた取り組みを積極的に進めて参ります。
共同検討の背景
国内の廃タイヤは毎年約100万トン(約1億本)排出されていますが、マテリアルとしての再利用は2割程度に留まり、6割近くがサーマルリサイクルとして燃料利用されています。一方、サーマルリサイクルは、大量のCO2排出を伴う為、将来的なカーボンニュートラル社会の実現には、CO2排出の少ないケミカルリサイクルの実現が求められています。
共同検討の概要
共同検討を行う環境エネルギーは、廃プラスチック等の熱分解・油化技術を保有しており、分解油化装置の開発を行っています。本共同検討では、環境エネルギーの保有する分解油化技術と当社の石油精製に関する知見を融合し、廃タイヤのケミカルリサイクル実現に向けた検討を実施します。
実現を目指す廃タイヤリサイクルチェーン像
環境エネルギー株式会社
<会社概要>
| 
 本社  | 
 広島県福山市曙町6-9-24  | 
| 
 代表者  | 
 代表取締役 野田 修嗣  | 
| 
 設立  | 
 2013年5月  | 
| 
 資本金等  | 
 35,000万円  | 
| 
 HP  |