2023年度入社式を執り行いました

2023.04.03

本日、当社本社(東京都千代田区)において、2023年度入社式を執り行いましたのでお知らせいたします。新入社員に向けた当社社長メッセージ(要旨)は以下の通りです。

新入社員へのお祝いの言葉

本日、33名の皆さんを太陽石油の新しい一員として迎えるに際し、全社員を代表して、心からお祝い申し上げます。

新入社員全員を集めての入社式は実に4年ぶりであり、同じ時間、同じ場所で今日この日を迎えられたことを非常に嬉しく思います。

皆さんは本日をもって名実ともに社会人、そして太陽石油社員となり、世間からは「良識」と「責任」が求められるようになります。自分の何気ない行動の一つが世間から良くも悪くも見られます。その行動は自分や会社が、社会からどのように見られ、判断されるのかを常に意識して頂きたいと思います。

スタートラインは皆さん同じですが、これから始まる社会人としての成長は、仕事に対する取り組み方次第で、大きく差がつきます。ここにいる33名が大きく成長し、今後の太陽石油を牽引する存在になってくれることを切に期待しています。

石油業界の現状

これから皆さんが携わる「石油業界」についてお話しします。

皆さんも身近で感じている「物価上昇」の主要因は、原油価格上昇に伴う輸送コスト上昇であり、石油が社会に与える影響は非常に大きいものとなります。石油は、日々の生活を支える重要なエネルギーではありますが、構造的な内需減退、外的要因による価格の大幅な変動や、需給動向に左右される市況など不安定要素もあり、容易に収益を得られる状況ではなくなってきています。既存の石油・石油化学事業も新たな価値を創出するために構造転換を図るなど、変化していかなければなりません。

加えて、「脱炭素」や「カーボンニュートラル」などCO2を出さない仕組みづくりを迫られており、鋭意、解決策を検討していますが、短期的に解決できる問題ではない為、長期的な視点にて、取り組んでいかなければなりません。

当社の現状

石油業界に対する世間の風当たりが強い状況ではありますが、当社は日本の重要インフラを支える業界の一員として、日々の生活を支えるエネルギーの供給責任を果たすと同時に、経営基盤をより一層強化し、「サステイナブルな事業体制の構築」を目指しています。

その実現に向け、森林資源を活用したグリーンリファイナリー事業、水素とCO2を原料に水素菌を活用した持続可能な航空燃料(SAF)製造や廃タイヤのケミカルリサイクルなど様々な案件の検討を全社一丸となり進めています。

既存事業に加え、新たな収益源となる新規事業の展開が目下の最重要課題となっています。現在、バイオエコノミーや、沖縄県のグループ会社資産を活用した再生可能エネルギーを活用した発電事業など様々な案件の検討を進めており、未来を見据えたビジネスモデルの創造に向け経営資源を積極的に投入しています。

 また、昨年12月に山口事業所のスチレンモノマーの製造停止を公表致しましたが、同事業所は土地・設備の面においても大きなポテンシャルをもっており、今後とも当社の事業展開において重要な拠点であり、新規事業が開設できるよう鋭意検討しております。

期待の言葉

皆さんは研修期間を経て、様々な部署へ配属されることになりますが、配属先で色々と学び、知識を吸収し、失敗を恐れず「進取積極」の精神で前向きに業務に邁進して下さい。そこで得られる知識や人脈は将来必ず皆さんの支えになりますし、それが皆さんの成長ひいては会社の成長にも繋がっていきますので、前向きな気持ちで頑張って頂きたいと思います。

ここにいる33名の皆様は、かけがえのない太陽石油社員であると同時に、同期という縁で結ばれた仲間となります。今後の研修を通じてお互いの絆を深めると共に、喜びや不安を分かち合い、仕事上ではお互いに良きライバルとして切磋琢磨して下さい。

 最後に、良い仕事をするには心身ともに健康であることが必須条件です。今後とも、健康管理はもちろん、精神面についても十分な管理を行って下さい。皆さんには数多くの心優しい、そして頼もしい先輩がおりますので、会社での悩みはもちろん、プライベートな心配事など、何事も気楽に相談して下さい。

先輩社員は、皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。

入社式の様子

  • 入社式の様子

  • 祝辞の様子

2023年度 新入社員数

大学院卒(技術系) 4名
大学卒(技術系) 7名
大学卒(事務系) 10名
高専卒(技術系) 1名
高校卒(技術系) 11名
合計 33名